時知らずの花

始発待ちアンダーグラウンド ムラタ・ヒナギクさんの独り言

南柯之夢

 

 

 

 

 

夢は見るもんじゃなく 叶えるものでしょうって好きな歌は言う。いつまでも有ると思っていたもの、でも永遠なんてない。そんなことは知っていたのに。馬鹿みたいだ。

 

ロッキンに立ちたい理由は立てば茨城県に、日本に認められた気がするから。みんなを茨城県に連れて行きたいから。僕が人生で初めてみたフェスだから。初めてみたステージで、僕はいつの間にかお客ではなくてステージの上を夢見ていたから。

 

終わるわけじゃない、続いてくれる。その決断はとても有難くて新たな地で開催されるロッキンはとても楽しみである。止めないでくれて、色々考えて決断をしてくださった事、本当に感謝してもしきれない。この大きなフェスを続けるということは大変なのは馬鹿な僕でもよくわかる。

 

ただ、ただ僕の夢は茨城県で開催されるROCK IN JAPANに立つということ。それが1番の夢。

 

正直な事を言うてしまうとさ、心がぐにゃりとヘコんだ。そりゃそうだよ、ずっと言い続けてるし。音楽は続いていくしフェスも続いていくけど、消えないでよ僕の夢、って泣いちゃうよね。今夜くらいはいいよね。

なんでこんな世の中なんだろうって、なんで今も思い続けてるんだろう。いつまで我慢すりゃいいのかな、なんてさ。僕らみんな偉いからさ、そろそろ神様はご褒美くれたっていいのにね。

 

誰も悪くないし誰も攻めたりはしない。しいて言うなら悪いのはウイルスだろうし。攻めるならば自分自身で、それまでにそこに立つべき人間になれていなかったのが悔しい。

何言ったってねどうしようもないのわかってるよ。知ってるよ、夢見すぎなのも。でも見たっていいんだよ、叶えるのはこっちなんだから。まだ耐え忍ぶよ、足掻き続けるよ。いつかをずっと待ってるよ。

 

だからさ、僕は新しい夢を作るよ。ロッキンがどの場所でやろうとも立ってみせるし、いつか茨城に帰ってきたとき、堂々と立っていられる人間になってみせる。そうしておく。それでいいんだよ。だから泣かないで僕、どうにか夢を紡いでいく。

 

悲しいね、悔しいね、苦しいね。立ちたかった舞台がどんどん消えていくこと、本当に許さないから。悔しいから早く歴史に名を刻む人物にならなきゃ。この時代に生まれた事、多分今は良かったなんて思えないけど、絶対にひっくり返してやなきゃ気がすまないよ。僕が生きてるんだよ?最高にしなくちゃ。

負けないから、世の中に。辞めてやんねぇから、音楽。寒い事、ダサい事言ってるのはわかってるけど言い聞かせなきゃやってられねぇんだな。

さて、もう泣くのはお終いにして明日も生きていくぞ。僕は負けないぞ。よろしく頼む。

 

僕の夢は追加されたけど、1番の夢は変わらず茨城県で開催されるロッキンのステージに立つことだ。覚えておけ。はい、わかりました。

 

そいじゃ、おやぽみ。またブログはちまちま更新していきます。今年もよろしく。