時知らずの花

始発待ちアンダーグラウンド ムラタ・ヒナギクさんの独り言

番狂わせ-2

 

 

 

 

ほんのりと柔らかくなった風は僕を包み込んで春を告げる桜は道に彩りを与えて舞っている。

登りたくても登れない壁、踏み込ませてくれなかった階段、見えているのに掴めないモノ、沢山沢山ある。何が悪いとか誰が悪いとかそんなことは関係無くて、この時代がちょっと悪戯好きで試練とやらを適度に与えてくれる。全く神様ってやつは生命が藻掻く姿がお好きなのかしらね。

 

新木場STUDIO COASTには何度も足を運んだことがある。ワンマンライブだったり対バンだったりフェスだったり。見る側から立つ側になりたいと願っていたのはいつからだろうか。見る度にどんどん自分もそこに立ちたいなと感じながらステージを眺めていた。いつになるだろうか、いつでもいいや、いつでもいいから立てたらいいな。大きなミラーボールを回したいな。キラキラ輝きたいな。

 

僕らはどうやら始発を待っているだけあって遠回りが得意みたいで、掴みかけた切符をいつも無くしてしまっていて。でも今回はしっかりと手にした出場権。些細な事かもしれないが、僕らにとっては大きな、大きな一歩の1つである。

真昼の野外。真反対の時間を名乗っている僕らにはある意味ピッタリの時間ではないのだろうか。対義語?真昼のアウトドア、、、うーん。そんなことはどうでもよくて、やっと、ようやく、新木場STUDIO COASTの土地に正式に立てるのだ。

 

野外にあるステージに立つのは3度目だろうか?めいいっぱい広がる音楽はきっと興味のない人の耳にも届くことだろう。だってその時間は僕らの音楽しか外に響かないんだから。こんな興奮することはあるだろうか?ゾクゾクすることはあるだろうか。たまらんよな。

昔の僕に早く教えてあげたいよ、お前生きてたら新木場でライブできるんだよって。なんていうかな。泣いて喜んでくれるかな。

 

きっとさ、まだまだ遠回りしちゃうんだよ。不器用だからさ。でもさ、いつかは必ず来ると信じてるんだよ。どこまで行けば報われたと感じるかは正直わからないけど、僕は僕の始発が来るまでずっと藻掻き続けたい。

納得のいくライブなんて一生できなくて、次のライブが一番いいと思い続けている。常に明日の自分のが輝けると信じている。死にたくなっても死ねない理由はやっぱりあって、願いを叶えたくて生きた意味を残したくて、皆にライブを見て生きててよかったなって思ってほしくて、また一緒に音楽を楽しみたいと思ってもらえることが一番の望みで。

変な話、ステージの上で死んでもいいんだ僕は。いつ死んでもいいように自分のありったけをステージに残すから。でも納得いけないからまた次も勝負する。満足したら、きっとこの世にはいない。そんな風に生きている。それでいいと思っている。僕のアイドルは、それでいい。

 

全部のライブが好きだよ。全部大切だよ。だから僕らから目を離さないでって願っちゃうけどさ、いつでもいいから始発待ちアンダーグラウンドを観に来てよ。きっとその時の最高をちゃんと届けて見せるから、待ってるよ。歌い続けるよ。

明日ギュウ農フェスに来場予定の皆様、僕らは13時45分に野外ステージにてライブをします。是非観てほしい、耳だけでも外に向けてほしい。僕に出来ることはステージの上で今の始発待ちを届けることなんだ。それをどうか受け取ってくれないだろうか。

そんでさ、帰り道にふと頭に流れる音楽が始発待ちアンダーグラウンドだったりしたらいいのになって願ってるんだ。共に音楽に浸ろう。明日はいい日になるよ。

それでは、長いこと書いてしまったけれど待っていますって事です。何卒よろしくお願いします。

 

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似たような事を書いてしまったね!すまんね!いいよね!答えは聞いてない!(イイヨ!)

やれることはやり遂げて悔いは残るだろうけど残らないように僕にできることをします。偉い!とりあえず花粉が怖いので新しい点鼻薬を買いました。ライブ中鼻水が垂れていても汗だと思ってください。お願いしますね。。。ズビズビ!!

その点鼻薬がラベンダーの香りで、最近ミントの香りがするスティック?みたいなのを買ったんだけどどんだけ匂いで落ち着きたいんだよって話だよね。落ち着きます。スーハースーハー。それに加え僕は一年中金木犀の香りがするので(?)花々の大戦争が起こっています。やめて!ヒナギクはひとりよ!争わないで!ヒナギクの花の匂いって嗅いだことあります?僕の匂いです。

 

嘘です。おやぽみ。