時知らずの花

始発待ちアンダーグラウンド ムラタ・ヒナギクさんの独り言

真夜中のミラーボール

 

 

 

 

昨日はね、O-EASTのステージに立ったんだよ。

 

ライブを行えることって本当に幸せなことだと思っている。僕はこの活動を始めるまでライブを見にいく人だった。O-EASTも何度か行ったことがある。ギュウギュウになりながら必死でステージを眺めて、証明と演者様の交じり合い、胸にまで響く爆音で死ぬならライブを見ながら死にたいと思ったまでだった。

 

僕はいつの間にかアチラ側に行きたくなっていて、でも行くにしてもどこまで行けるかなんて知らない、努力と実力と運次第。

神様にどれだけ願ったって叶わないものは叶わない。だけれども、人が想像できるものは必ずしも実現できるものであるとどっかのエライ人が言っていた。

 

この前久しぶりに昔からよく聴いていたバンドさんのライブに行ってきた。あ、本物だって思ってしまった。

遠くに見える人、心まで届く声、メッセージ、計算された光、ストーリーがある演出、全部が突き刺さって涙が止まらなかった。すげぇなってシンプルな感想と様々な葛藤がずっと頭の中でグルグルしてた。

でも彼らだってここまで来るのに何年も努力して積み重ねてきて、それがどんどん認められていまがある、それでも尚こんなもんじゃないんだって言っていた。限界は自分が作るものだって。

ライブってこうだよな、音楽ってこういうものなんだよな、その時間だけ本当に夢のようで。

 

アイドルって、なんだろう?改めて考えたけど、バンドもアイドルも別に何でもないんだよな、音楽をやってるんだよ。

僕らは最高の人たちに音楽を頂いていて、それをステージで歌って踊って伝える。自分たちができることを精一杯、めいいっぱい。

自分で自分のライブは一生なまで見ることは出来ない、だからどう伝わってるのかはわからない。けどさ、毎回こんなもんじゃないんだよってやっぱり思っちゃって自分はもっと出来るはずなんだよなんて考える。

見つけてもらえなきゃ評価なんてされない、見てもらえなきゃわかってもらえない、毎回同じライブなんてない。悔しい。苦しい。でも、続けたい。まだ続けたい。

死ぬまで歌いたい。

 

O-EASTのステージは僕がたったステージで一番広かった。合唱コンクールでもこんな広いところはない。キャパ的にはまた違うけどライブハウスとコンクール会場は違うからね。

映像を見返して、僕は一人の人間だなってなんだか笑っちまった。こんなにいいステージに立ってしまったんだ。気持良すぎたよ。

本当はもっともっとたくさんの人に見てもらいたかった。見つけて欲しかった。悔しいからさ、やっぱりまた立ちたいのよ。始発待ちのお客さんで埋まってるところみたいのよ。僕らはやれると信じてんのよ、自分自身を。

あぁ、みとけばよかったって思わせたいの。

 

僕らは決してWWWのワンマンで終わらせないから。

 

こんなところで叫んだって伝わる人は少ないと思うけど、いつかこの文も読んどきゃ良かったってさ思われるようにしていくからさ、

僕はいつまでも僕で在り続けるわけだから。

 

正直さ、お金なんて稼げないわけよ、普通に働いていたほうが安定した生活をおくれるかもしれない。でもそれじゃやなんだよ、今生きて歌ってステージに立って誰かに伝えられている事、それに価値があると思っているしそれが今自分の生きる意味である、やりたいことはこれなんだよ。

 

だから、続ける、もっとたくさんの人に知ってもらえるように。もっとたくさんの人に届くように。

死ぬまで、ステージに立ちたい。

 

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僕は、ライブを見てもらいたい。