時知らずの花

始発待ちアンダーグラウンド ムラタ・ヒナギクさんの独り言

押入れから引き出した匂い

 

 

 

祝日のない6月ももう終わりですね。月日が流れるのが歳を重ねるごとに早く感じます。雨の音もいつしか様々な音色に聞こえるようになりました。ムラタ・ヒナギクどす。

 


僕は、アイドルをやってます。そうですね、アイドルです。グループの。

僕らはまだまだとても売れてるなんて言えないし、有名でも何でもない、だけれども存在はしています。生きてるのでこの世にはある存在の中の一つ。自慢のグループ様です。

 


僕らのことを好きだと言ってくれる人がいます。様々なものから何処かで出会って、音楽が、個人が、グループが、何かが好みにハマって好きだと言ってくれる人がいます。

そういうのって、当たり前では決してないんですよね。人間『好き』か『嫌い』じゃないとおもうんですよ、『興味がある』か『興味がない』のどちらかなんです。

 


興味がある中で好きだったり嫌いだったりの感情が生まれる。嫌いと言われるのは、色々知ったうえで嫌いになる。出会った中で趣味じゃなかった、好みじゃない、気に食わない、様々な理由で嫌いになる人は必ずいる。でも、それは一度知ってくれたうえでの判断、しょうがない、見つけてくれただけでもうれしいのだから。好きにさせられなかったのは何かのせい。申し訳ない。

 


悔しいのは、興味がない方だ。見つけてもらえない、見てもなんの感情も沸かない、知らない、評価をしてもらえない、悔しくてしゃーない。

僕自身、人に対して好きか興味がないかの二択なので興味がない方の感情が残酷なのは知っている。

 


藻掻く。藻掻く。深く。

こうしたら大丈夫なんてない。正解なんてない。『こうしなきゃダメ』なんてものは法律以外はない。『これをしたほうがいい』のはいっぱいあるかもしれないけど、当たりハズレなんて世の中が決めるから知ったこっちゃない。

 

大人はたまに理想をぶつけてくる。それをぶつけて、それになって、そうしたら満足する?多分理想をぶつけてくる人は誰かを見てる。誰かみたいに、あの人みたいにって、そんなの自分でロボットでも作ってその通りに動かせばいい。僕らは人間で、それぞれの生き方がある。

とはいえ、意見や提案は有り難かったりもする。それ通りには行けないけど、参考にはなるからね。ぶつけて、そうじゃないってなるのは違うって話。取り入れて、好きなように進化するのは僕達。

 


僕はアイドルの事をほとんど知らなかった。でも、周りで脱退や解散や、沢山見た。こんなに頻繁にあるものなんて知らなかった。ずっとできるわけもないけど、呆気無いものにはしたくないって、僕は強く願った。

 


始発待ちアンダーグラウンドがどうなるかなんて知らないよ。でも生きているんだからこれからも生きてるんだよ。少なからずとも、僕はまだ生きてるよ。

好きだと言ってくれる人、本当にありがとう。僕らはその言葉に励まされるんだ。自身を持って好きだと言えるように進化していくからどうか見守ってて。

嫌いだと思ってる人、ごめんよ好きにさせられなくて。一度でも知ってくれてありがとう。あなたの好きなものきっと他に沢山あるから、それをめいいっぱい愛してあげてください。

興味のない人、いつかきっと知っとけばよかったって思わせられるようになっちゃうんだからね。

 


たくさんの人に、僕らを伝えられますように。

また気が向いたらライブに遊びに来てね。いつでも僕らは待ってます。

 

 

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僕は今ステージに立てる人間なのだ。こんなかっこいい事ないだろ?いいでしょ。えっへん。ついてきな!(恐縮なのですがついてきてくださると大変僕が喜びますのでどうか宜しくお願いいたします)

 

そいでは、おやぽみ。