2019年5月21日、渋谷WWW。
僕らの1stワンマンが行われました。
その日の朝、目覚ましなんかより早く目が覚めちゃってシャワー浴びたらシャンプーの泡が紫でヒエエってなり、雨の音が強いなぁとおもいながらもボーッとしながら録画してたドラえもんを再生してずっと珈琲飲んで、なんとなくぬいぐるみを並べ直してた。
いつもと変わらない朝、でもいつもと違う日。
家を出たらやっぱり雨。雨。豪雨。
僕は学生時代の修学旅行をほぼ雨と曇にした雨女。なんとなく予想はしていたがここまでの豪雨だともう笑ってしまうしかなかった。
ぐっしょぐしょになりながら渋谷へ向かう。足元は歩き難いはずなのにどこか弾んでいたような、雨音さえ音楽に聞こえていた。
メンバーと一緒にWWWに入る頃には豪雨から小雨くらいになっていて、ちはるの晴れ女の力が本領発揮してたんだろう、あぁ、助かった。
入り口の看板には僕らの名前が書いてあって、あ、今日本当にやるんだなって少しだけ、というかやっと実感が湧いてきた。
まだ静かなWWWは雨のおかげでなのか少しひんやりしていて、楽屋ではダンスの先生が先についていたらしく笑顔で出迎えてくれて安心した。ぽわぁってなにか良い意味で緩められたのだと思う。
リハーサルの段階で音がもう本当に良くて、そりゃ僕らしかやらないから僕らに合わせてくれた音になっているわけで。こんな気持ちいいことあるの?なんてマイクを握りながらニヤニヤして挑んでいた。
照明もひとつずつ1曲ずつその曲の美さが出るようになっていて、熱くて、キラキラしてて、馬鹿みたいだけど本当に僕らだけのために今日はここでライブが行われるんだって嬉しくなった。当たり前だけど、当たり前じゃないよ、本当に凄いことなんだって。
本番前は特に緊張という緊張はしてなくて、4人でバタバタしながらずーっと喋ってた。いつも通りの楽屋だった。
ストレッチしながらステージが写ってるモニター見て、そこからは全然お客さんの入りとか見えないんだけど結構不安にはなってた。
正直何回も言ってるけどWWWなんて無理してるって思われてるからさ。わかってるけど挑戦しちゃったんだもん、やるっきゃねー。お客さんがどんな人数だろうが僕は僕にできることをただステージでみせる、それだけだ。
19時53分頃。映像が流れますってスタッフさんから教えられて、舞台袖に行く。運営さんに映像は別に見なくていいんじゃない?って言われてた理由がわかった。4人で見たんだけど ァァァァアって心が大嵐になりそうだったよ、、でも不思議と落ち着いてたんだ、だってもうやるしかないんだもん。この映像が終わったら、僕らのステージが始まる。
ステージに立つ前、いつも掛け声をかけるんだけどこの日が4人で一番大きい声が出たよ。あぁ、この掛け声も4人でやるのは最後なんだ、なんてちょっとよぎったのだけれどもどうにか持ちこたえた。
幕を開けた。一歩踏み出した。
広がる景色がどんなものだろうと狼狽えないと決めていたが、お辞儀をしながら笑っちゃったよ、沢山の人が見に来てくれてた。人で、埋まっていた。夢で見れなかった景色は、とてもとても美しくて輝いてて、ここに立ってるからこそ見れた景色だった。
ライブ中はもうさ楽しすぎちゃって覚えてはいるけど言葉にはできないや。てはは。
僕は一生僕が立ってるステージを生で見ることはできないけど、生きてる間、動けるうちはずっとずっと立っていたい、声が枯れるまで歌い続けたいと本気で願えた。願ってる。それくらい、僕の全ては今ここにあるんだと思った。
あっという間だったんだ、気持よかった、楽しかった。ずっと夢のようだったよ。
僕はお客さんでずっと来てたWWW。
あの頃の僕は目を輝かせながらステージを眺めることしかできなかったのに、そこに立ったんだよ。僕たちが見せてたんだ。見せられてたんだよ、昔の自分に言ったら泣いちゃうよ。今もだけど。
ムラタさん、良かったね。生きてて、良かった。最高の日に出来た。
一先ず、一番伝えたいこと。
それは、4人でこのステージに立つことができて、幸せです。ありがとう。
ライブ中にもちょっと触れられちゃったんだけどお母さんも見に来てくれてたんだよね。ちなみにチェキも撮ってくれた。ノリノリかよ。
よく頑張ったねなんて言われてさ、そこでやっと気づけたんだよ、僕頑張れてた、頑張った、生きててよかった、死ななくてよかったって、お母さんに伝えられた。
自慢の娘になれたかい?ひきこもってた娘はここまで強くなったんだよ、育ててくれてありがとう。
4人の始発待ちアンダーグラウンドはここでおしまい。チハル、一緒に始発を待ってくれて本当にありがとう。
手紙を家で書いている時、これ本当に渡さなきゃいけないの?本当に始発迎え来てるの?なんてちょっとダメになりそうだったんだけど、ステージで読ませてもらっている時、ちはるの最後のステージがこんなに楽しくて幸せだったんだったら、良かったなって思えたんだ。
そりゃ寂しいけどさ、ちはるはちはるでまた違う道で頑張るだけだから、僕はそれを応援しつづける。それだけ。仲間であって友達なのは一生変わらない。今までありがとう、そしてこれからもよろしくね。
さて、始発待ちアンダーグラウンドは終わらないよ。次を目指す。始発が来るその時まで。
僕の1つ大きな夢をお伝えしておきますと、僕はROCK IN JAPAN FESのGRASS STAGEに立つことが夢なんだ。茨城だし。僕そこに立つまで死なないから。
3人の始発待ちアンダーグラウンド、見逃すなよ?ひとつずつ強くなってみせます。どうかこれからも、よろしくお願いいたします!!
イエーイ٩( ᐛ )و
はー、ずっと余韻に浸っていたいけど、ムキムキになるわ!お写真とか撮ってくれてありがとう。勝手に保存祭りしてます。しゅごい。
改めて、来てくれた皆様、来ようと思ってくれてた皆様、携わってくれた方々、本当にありがとうございます。
どうか皆様の心のどこかに残る1日であったことを願ってます。そして、またよかったらライブに遊びに来てね。待ってます。
ちょっとありがとう祭りになっちゃった!てはは。拙い文章ですみません、、、でも本当に楽しかったーーー!!!
それでは、おやぽみ。