時知らずの花

始発待ちアンダーグラウンド ムラタ・ヒナギクさんの独り言

一等賞はキラキラの金色

 

 

 

 

キラキラの金色のメダルを首から下げたのは幼稚園生の時の運動会、みんな頑張りました!って全員に配られたアンパンマンのプラスチックのキラキラ金メダル。1等賞でも何でもない、それでもキラキラ1番輝いて見えた。

 

それ以降、メダルなんてもらう機会なんて生きてて無いし、1等賞になれたことがなかった。

1位になれたことがなかった。

 

何かで褒められたらすぐ嬉しくなる。僕はとても単純で単細胞。褒めてくれる人をすぐ好きになるし、怒られたら嫌になる。そんなゆとりな人間。

でも、褒められた後、『1番だった?』って聞きたくなる。1番になれた?僕はあなたの1番だった?

 

別に1番にこだわりがあるわけではない。ないけど、取ったことないから取りたい。ただそれだけ。それだけなんだけれどもさ。

 

さてはて、今日は2018年最後のSunday Morningでございまして。かれこれ14回めでございます。みんな早起き偉いぞ!

 

僕達は最初はこのイベントでしかライブをしておらず、最初はどんな奴らだ?と足を運んでくれていた人もいたし、お客さんよりスタッフのが多いのでは?となってしまう日もあった。そんなのはしょうがない。それが僕達の実力である。

 

今では少しずつ外部にお声掛けいただき、素敵な皆さんと同じステージに立たせてもらうことも多くなってきた。とても嬉しくて、とても悔しくなる時がある。

僕達はどこにいけるだろう。誰に愛されるだろう。誰の耳に届ければ、誰の目に入れば、ぐるぐる考えても答えなんてものは見つからない。

 

Sunday Morningは言わば僕達のホームイベント。誰とも一緒じゃない、僕達だけの空間。でも、それを僕達のものにできているか?となると、不思議とすぐにうなずけない。

というのも、まだまだ進化できるとしか思えないのよね。まだ、足りない、僕達はまだ足りない。でも、その成長をみせられるのはこのSunday Morningだとおもうの。

だからこそ、みんなにみてほしいの。

 

今日ね、とあるお客様にね『ムラタさんが1番好きです』って言われたのよ(僕の脳内変換が都合よくしてるかもしれません)

初めて言われた気がしたの、え、嘘かな?って思っちゃうけど、嬉しすぎてお腹からなにか吐き出しそうになってしまったよ。シチューかな。

 

それがお世辞でも何でもいいの、僕に伝えるとき『1番』という気持ちになってくれたのが本当に嬉しくて、僕でもなれるの?って首に金メダルかけられた気分になったよ。

その言葉をどうにかして額縁に飾りたいなぁって思ったけどただの僕のポエムになりそうですね。なんだ?

 

ずっと1等賞は無理だと思うの。オリンピックの記録だって塗り替えられるでしょう?

でも、金メダル取った時は1位。その時は間違いなく誰かの1位。

 

だから僕は、ライブを見てくれている時だけでも始発待ちアンダーグラウンドが一番好きだなって思わせられるようなものにしていきたいのよ。

 

その時だけでもいいの、僕の前に来た時だけでいい、今の感情で1番だって思われるって最高にかっこいいよね。

だから、僕は人生でコレからチャンスがいっぱいある、戦う、伝える、歌う、踊る、届ける。

 

キラキラの世界を少しでも掴めるようなそんな気がした。

 

僕達は進み続ける。だから一緒に来てくれ。

 

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キラキラの残骸。街もキラキラだ。みんな輝け。来年のSunday Morningもみんなに来ていただけますように。

それでは、おやぽみ。めりくりいぶいぶ!